スギ・ヒノキなどの花粉飛散の計測を始めました!!



3月4日から毎日スギ・ヒノキなど飛散する花粉の観測、計測を始めました。耳鼻咽喉科みやこクリニックのある東浦町近郊では名古屋市刈谷市などでのスギ花粉の観測地点がありますが知多群で観測している地点は無いようでした。当クリニックのある石浜は知多半島でも名古屋や刈谷に近い地ではありますが、これら近郊の観測地点で東浦のスギ花粉飛散状況が代用できるのか?という疑問が常にありましたので、当クリニックでも観測を始める事に致しました。まずダーラム型花粉採集器を耳鼻咽喉科みやこクリニックのネブライザーコーナーの屋上に設置いたしました。これは飛んできた花粉をくっつけて観察するためのガラスの板(プレパラート)をのせておく台で、風通しのよい所に設置する必要があります。当クリニックのネブライザーコーナーは建物から8m程外に突き出た形で作られていますのでこの屋上は建物の影響も受けず花粉採取にはうってつけの場所です。プレパラートにはワセリンというベタベタした基剤が塗ってあり花粉がくっつきやすくしてあります。プレパラートは朝設置して丸1日、24時間置いておき次の日の朝回収、新しいワセリン付きプレパラートと交換します。回収したプレパラートはピオクタニンブルーという染色液で染色し、花粉を観測、1cm2あたりに付着した花粉数をカウントします。愛知県の花粉情報では1〜34個/cm2を「少ない」=症状はあまりでない、35〜99個/cm2を「やや多い」=花粉症症状がでます、100個/cm2以上を「多い」=症状が強い日と判定してますので、これに準じて当クリニックも判定いたしております。計測方法と結果はhttp://www.geocities.jp/miyakoclinic/DM.htmlをご参照下さい。3月からの花粉はスギが圧倒的に多く観察されますが、その他にヒノキ、マツなど他の花粉も散見されます。スギとヒノキ、マツ、カモガヤ(5〜6月のイネ科の花粉)くらいは鑑別できるのですが、何の花粉なのか分からないものもありますので、これらは「その他の花粉」としてひとくくりに計測しています。これからしっかり花粉が鑑別できるように勉強していきたいと思います。毎日の花粉計測値は(耳鼻咽喉科みやこクリニックホームページhttp://www.miyakoclinic.com)に掲載しておりますので是非ご覧下さい。